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大政奉還の建白書を書く山内容堂。藩のTOPが藩を消す建白書を出すということは、自分自身を消すということ・・・。
自分が支配する時代は終わったことを悟ったような表情で、建白書を書く容堂の姿に、感動を覚えました。本当にこれから世の中が変わるという、瞬間を見たような気がしました。

【後藤は居なかったし、土佐はすでに大政奉還の方針だった・・・】
 ドラマでは、大政奉還論の採用に悩む山内容堂を説得するために、龍馬と後藤象二郎が直々に訴えるという内容でした。しかし、史実はだいぶ異なります。
龍馬が、土佐に戻ってきた慶応3年9月末ごろ、後藤象二郎は、京都で活動をしていました。その活動の目的は、「大政奉還の周旋活動」でした。
つまり、このとき既に山内容堂をはじめとした土佐藩の思想は、大政奉還論で基本的に統一されていたのです。後藤は龍馬が土佐に現れる数週間前の9月1日に京都向けて土佐を発っています。
一方、龍馬の土佐訪問の目的は、「言葉による大政奉還の周旋のみではなく、武力を背景にした圧力」を幕府に加えるべきだということを藩の方針とさせるため。大政奉還の説得ではありませんでした。
 更に史実では、龍馬が容堂に直接会うことは無く、土佐藩参政の渡辺弥久馬をつかまえて、ライフル銃の購入を迫ったのです。龍馬と渡辺の会談後、土佐藩重役の会議を行う・・・ということが数日間繰り返されたそうです。
そして、9月27日の山内容堂を含めた土佐藩重役会議で、大政奉還論で進むことを再確認し、更にライフル銃の購入、万一のための軍備増強などの方針が決定したのです。
龍馬の思い通りの結果となったのです。

【龍馬、実家滞在中のハプニング】
 慶応3年(1867)9月。龍馬は、文久2年(1862)3月に土佐を脱藩してから、約5年半ぶりに土佐の実家に戻ってきました。
史実の帰郷では、どのようだったのでしょうか。当時の史料などを振り返ってみましょう。

 まずは、土佐藩士の武勇伝「維新土佐勤王史」では、龍馬の帰郷を次のように記しています。

今度こそは我家をも訪ふて、兄姉と一宵の歓を尽さやばと、そのまさに発せんとする前一夕、京侍の戸田雅楽を伴ひて、己が生長せる本丁兄権平の宅を叩きて、姉の乙女とも、絶えて久しき対面に及び、神祭に醸せし土佐の白酒に、うましうましと下打ち鳴らし、主客ともに談笑のうちに語り明かしぬ。

龍馬は、同士も引き連れて坂本家に帰ったようです。迎えた権平、乙女らも、龍馬たちにご馳走をして楽しく過ごしたことが手に取るようにわかります。

 次に、土佐藩出身の海援隊士であり、龍馬と長崎から同行して土佐に入った岡内俊太郎が、土佐藩高官の佐々木高行に宛てた書簡があります。

さて龍馬、高知へ旅人となりて滞留中、夜中密かに上町の自宅に参り、実兄権平、姉乙女、姪春猪たちと五年ぶりにて面会、旧を語り、戸田雅楽も参り、権平より鍔(つば)を貰ひ、大いに喜び申候。種々の奇事も御座候。

龍馬は、権平から刀の鍔(つば)を貰ったようです。なんといっても5年半ぶり、プレゼントを渡したくなる兄の気持ちは良く分かります。
この書簡で気になるのが、最後の「種々の奇事も御座候。」一体何があったのでしょう?

 先の史料にも出てきた戸田雅楽(後の尾崎三良)が、明治なって次のように回想しています。

坂本宅に二三日逗留をいたして、その間に土佐の有志家と出会って、あれこれ話を致しましたが、
(中略)
元治元年甲子の時には討死をした人が種々あるが、その人の未亡人などが尋ねてきて、愁歎話で京都の変動は三条公などの冤罪を訴えるために出て、私の良人などが殺されました。何卒これ憐れな情けを、三条公に申し上げて貰いたいというような人が来ました。みな若い美人で、そぞろに涙をこぼしまして、それでよく覚えて居ります。


元治の時とは、禁門の変などが起こった年。なんと・・・どこから聞きつけたのか、当時命を失った土佐勤王党の志士たちの奥さんたちが、坂本家に訪れて「夫の命が奪われた無念さを公家の三条実美に伝えて」と訴えたのです。それも「皆な若い美人で」とあるので、複数の人数の様です。
突然、訴えられても如何ともし難い・・・きっと龍馬も面食らったことでしょう。

家族との最後のひと時も、ハプニングが舞い込み、慌ただしく時間が過ぎて行ってしまったのです。




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